速読について [試験勉強法]
文章を速く読む技術、いわゆる速読法・速読術は情報処理能力を高める技術です。受験や受験勉強も「情報処理」の作業であることを考えれば、受験勉強に速読が役立つことに疑問の余地はありません。
試験の問題文を読む、参考書のテキストを読む、インターネット上で受験に役立つ情報を探し出す、・・・・こういった作業は全て大量の文章を読むことが前提になっています。
ここで注意しなければならないのが、読むのが速いだけでは駄目だということです。内容が理解できていないと意味がありません。速読法のなかには、読むスピードは速いけれども、理解のレベルが低いものもあります。そうした速読法で理解のレベルを上げようとすれば読むスピードを落とさなければならず、結局はあまり速く読めないということになってしまいます。
速読法を受験勉強に利用する場合には、「読む＋理解する」のトータルのスピードがどうなのかが重要です。特に、試験では論理的な構造をもった文章が多いので、「論理を理解する」スピードがポイントです。
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