勉強範囲と合格可能性 [試験勉強法]
まず、時間を無限に使えたとしたら、(問題の出題範囲内で)勉強範囲が広い方が合格の可能性は高くなるでしょう。勉強していないところから出題されれば解けないので。
しかし、実際には限られた時間で受験対策を行わなければなりません。そこで気になるのが、勉強範囲をどうするのがベストなのか、ということです。
切り捨てるところを増やして勉強範囲を狭めれば、受験勉強は短期間ですむでしょう。しかし、リスクは高くなります。ちょうどよいバランスが求められます。
合格可能性を10%上げるのに、勉強範囲をどれだけ増やさなければならないか、という視点を持つことは有効です。同じ「+10%」といっても、①10%⇒20%、②50%⇒60%、③80%⇒90%では全て異なります。
試験問題のテーマを出題頻度順に並べると、上位30%くらいで大半の問題をカバーできることはよくあります。これは、言い換えれば上記の①より②、②より③の方が増やさなければならない勉強範囲が広くてたいへんだ、ということを示しています。
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